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2000年以上前から漢方が取り組んできた自律神経失調症

自律神経失調症対策、気滞・気うつ・肝うつ等の漢方処方他

 

自律神経失調症やうつ病・更年期障害、さらに認知症・アルツハイマーなどにも利用できる漢方処方

めまいや立ちくらみ、手足のしびれ、腰の痛み、便秘や下痢といった症状に日頃から悩まされ、検査をしても全く異常が見つからず、特定の病ではないケースでは、自律神経の機能障害によって症状が起こると判断されて、「自律神経失調症」という診断がされます。

ストレス社会と言われる現代で使われるようになった病名ですが、学問的には「自律神経失調症」という病名はありません。ですが、体の不調をそのままにしておくと、悪化させたり、重病を招く原因になることもあります。ですからきちんと向き合い、自律神経のバランスを整える治療をすることが大切です。

 

自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあります。

不規則な生活やストレスなどにより2つの自律神経のバランスが崩れてしまうことが原因で、心身に様々な症状が出る状態を自律神経失調症といいます。
症状の出方は人によって異なるので診断が難しい病気です。

 

自律神経失調症は、不規則な生活や人間関係の悩み、ストレスを溜めこみやすい性格など、色々な原因が複雑に絡み合って発症するといえます。

中でも、人間関係など大きなストレスが原因となることが多いようです。

また、真面目で完璧主義、責任感が強いといったタイプの人は普段から自律神経が過敏になっているため、発症のリスクが高いといわれています。

 

漢方処方の応用、自律神経失調症・更年期障害

自律神経失調症や更年期障害などに使用されている漢方処方は、応用範囲がとても広く、大変便利で、パニック症や多汗症、起立性調節障害・抑うつ病・不眠症・メニエール・更年期障害・赤面症など、幅広く利用可能です。

漢方医学は現代医学のような診断名による治療法と違い、主訴(患者が訴えている症状など)が同じであれば、病名に関係なく漢方処方が使用でき、漢方処方に数多くの効能効果が記載されているのはこのためです。

 

増加している神経を病む人たち
30年以上前から自律神経失調症や更年期障害に対し、漢方薬は頻繁に使用されて来た実績があります。

更年期障害の代表的な症状は、異常な発汗にのぼせ・やたらとイライラしたり不安になったり、やる気が起こらなったりなど、そのほか、めまい・動悸・頭重感・不眠・抑うつ感情などを訴える方も少なくありません。

家事の時間が激減して主人に怠け呼ばわりされる方も多く、この状態が2~3年続く方もいます。

更年期障害治療に漢方処方が使用され始めた頃、”肝鬱”の治療薬、加味逍遥散が真っ先に使用されました。

肝鬱は、肝(臓器の肝ではなく、精神状態のこと)の気の不調から起こり、人間関係のトラブルで起こり易い神経症状のことなのです。


肝うつ症状

イライラする・怒りっぽい・のぼせ・鬱うつする・不安・不眠・貧血傾向などの状態の症状と、更年期障害・自律神経失調の症状は重なる部分が多く、その結果、肝うつの漢方薬、加味逍遥散が多く処方され始め、更年期障害によく効いたという事実から、”更年期障害には漢方薬を”という風潮が生まれました。今では男性にも更年期障害があり、国民病の様相を呈しています。男性の鬱は仕事上のトラブルや、人間関係が主な要因になっているケースが多く見られます。

会社や学校、親類等の人間関係から起こる考え方の食い違いやいじめは増加する一方です。  イライラする・怒りっぽくなる・嫌いな上司に合うのがイヤで会社に行くのがつらいといった状況に加味逍遥散を使用してみてください。



自律神経系失調の不定愁訴(ふていしゅうそ)

自律神経失調症では、特に原因が思い当たらないのに様々な症状が現れます。

慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、下痢、微熱、 耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感、など症状はいろいろ。

精神的な症状としては、イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい(怒りや悲しみ)、あせりを感じる、など。 症状が消えたり、同時にいくつも現れたり、人によって症状が違ったり、というのも自律神経失調症の症状の特徴です。


多くの症状を自覚するために、内科、耳鼻科、婦人科、脳外科などを受診し、様々な検査を受けますが、ほとんど異常はないので、「気のせい」「疲れのせい」ですまされてしまいます。

そのために、自律神経失調症で悩んでいる方の苦痛は軽減されずに、“ドクターショッピング”(医者のはしご)を繰り返したり、民間療法や高価な健康食品に頼っている人も多いようです。


自律神経失調症やうつ病・更年期障害などにも利用できる漢方処方

1000年以上前からあった更年期障害
自律神経失調症などに使用されている漢方処方は、応用範囲がとても広く、大変便利で、パニック症や多汗症、起立性調節障害・抑うつ病・不眠症・メニエール・更年期障害・赤面症など、幅広く利用可能です。
漢方医学は現代医学のような診断名による治療法と違い、主訴(患者が訴えている症状など)が同じであれば、病名に関係なく漢方処方が使用でき、漢方処方に数多くの効能効果が記載されているのはこのためです。

加味逍遥散
更年期障害のファーストチョイスに加味逍遥散というくらい、あまりにも有名な漢方処方で、職場の人間関係などによるストレスなどに、加味逍遥散が随分助けてくれます。嫌な上司・家庭内でのトラブル・仕事上での人間関係などから起こりやすい精神神経症状にとてもお勧めです。イライラしたり、やたらと怒りっぽくなったりする方に良く効きます。

宋時代(1107~1110年)和剤局方記載
漢方的な治療法は、気滞血瘀・肝気鬱結・肝陽上亢で、気・血の流れが悪く、停滞している“気・血・水”の流れをよくすることで、精神神経状態を落ち着かせ、血液循環を改善し、清熱作用で上半身の余分な熱(のぼせ傾向)を取り去ります。

ホルモンバランスを整え、生理不順や生理痛・イライラしたり怒りっぽくなる・やる気の低下・めまいやフワフワ感・動機・上半身が熱くなるのぼせ傾向や発汗・寝つきが悪い・不眠症・不安感・抑うつ状態・焦躁感・頭痛・肩こり・倦怠感・多汗症・赤面症・ニキビ・慢性肝炎・子宮筋腫・不妊症などの症状・病気にまで適応します

女神散
漢方医学的治療法は理気活血・気血双補・清心火で、気血両虚の気滞・心火旺症状。

のぼせ・めまい感・頭痛・不眠・イライラ・肩こり・動悸などの心火旺の症候に利用。

憂鬱感・胸苦しい・腹が張る・悪心・腹痛などの気滞の症候。

目がかすむ・しびれ・食欲不振・元気がないなどの気血両虚の症候をともなうタイプに使用します。

月経不順・月経量が少ない・月経痛などをともなうこともあります。舌質は尖紅。
補血活血の当帰・川芎、補気健脾の白朮・人参・甘草、理気の香附子・檳榔子・木香・丁香、通陽の 桂枝、清心瀉火の黄連・黄芩・大黄(三黄瀉心湯に相応)を配合したものです

 

黄連解毒湯
清熱解毒の代表的漢方処方黄連解毒湯。
外台秘要記載、成分黄連・黄芩・黄柏・山梔子はのぼせ気味で顔色赤く、イライラする傾向の方の、胃炎・口内炎・二日酔いなどから、不眠症・ノイローゼ・めまい・動悸・更年期障害・自律神経失調症などの神経症に幅広く応用されています。
漢方的考え方・治療法は心火旺・肝胆火旺・清熱解毒で、上半身の余分な熱を取り去り、高血圧・脳卒中・精神不安・焦躁感・赤面症・多汗症・鼻血・痔出血・アトピー性皮膚炎などに使用されています。

 

 

 

自律神経失調症や更年期障害に利用・応用されている漢方処方

 

自律神経失調症パニック漢方服用例

動悸・不安感を訴えるパニック症やうつ病、抑鬱状態、多汗症などの服用例紹介

■40代男性、職業不明、頭重感・眠りが浅い・やる気低下・緊張感があり、強いストレスが強く感じるようだ、漢方的解釈は肝うつで、 釣藤散と抑肝散併用を服用してからは、やる気が起こるようになり、朝の頭重感もすっかり無くなり、ストレス感が忘れたようになりました。
仕事を休むこともなく、元気にお仕事が出来るようになりました。

必須アミノ酸のトリプトファンが眠りを補助

必須アミノ酸成分トリプトファンが神経伝達物質セロトニンに含まれています。そばやステーキ多く含まれるトリプトファン、不眠症、眠りが浅い方はそば・ステーキをどふぞ。
リラックス、心を穏かにすることは現代では難しいことです。。日々の時間に追われ、人間関係をやりくりしながら生きている現代人はストレスが付き物です。


この成分がなぜか良く効くのです。

甲状腺機能亢進症に漢方処方のおすすめ

甲状腺機能亢進症の原因として多いのはバセドウ病である。これは甲状腺刺激ホルモン受容体に対する抗体によっておこる自己免疫疾患である。

主に心臓の活動が上がって頻脈になる、エネルギー消費の亢進により多食や体重減少、多飲多尿、発汗、高血糖などやめまい、抜け毛、鬱、不安感、イライラ、震え、暑さに耐えられない、などの症状がある。そのほかの症状として、動悸、不整脈(心房細動)、息切れ、性欲不振、吐き気、嘔吐、下痢を伴うこともある。治療をせずに長期間放置していると骨粗鬆症の原因となることもある。

自律神経失調症・更年期障害の漢方薬/ 東京都目黒区の漢方薬局 桂林堂薬局

漢方薬局東京都で漢方歴30年|漢方薬相談は目黒区中目黒の桂林堂へ